ベルギーの所得税はOECD各国の中で最高率。ブリュッセルの王宮はバッキンガム宮殿より実は大きいです。神聖ローマ帝国はベルギー人によって創られ、コミック生産量ではフランス語圏ベルギーが人口一人当たりで世界一。ニューヨークを築いたのも実はベルギー人ですし、世界初の新聞はベルギーのアントワープで生まれました。
他になにかベルギーについてご存知ないことはありませんか?ベルギーについての、ちょっと面白い情報を以下に記しましょう
食べ物・飲み物
- ベルギーでは800種類以上のビールが作られています。
- 年間でベルギー人ひとり当たり150リットルのビールを消費しています。
- 1999年に世界で初めてのビールアカデミーがリンブルグ州Herk-de-Stadに開校しました。
- ジャン・ノイハウス氏(Jean Neuhaus)が1912年にブリュッセルにてプラリネを発明しました。
- ベルギーでは年間22万トンのチョコレートが作られています。これは国民ひとりあたり22キロ、一日換算で61グラムにあたります。
- ブリュッセル空港が世界で最もチョコレート販売量の多い場所です。
- フライドポテト(フレンチフライ)をはじめに作ったのはベルギー人で、国内のどんな小さな町や村にもフライドポテト屋(フリテリー・フリチュール)があります。
- ベルギーワッフルと一言でいっても実は3種類。一番ポピュラーなリエージュ風、軽くて四角く大きめでクリームや苺のトッピングが付くこともあるブリュッセル風、そして朝食にも出てくることがある薄くてやわらかいガレット(フランス・ブルターニュのガレットとは別物)があります。
- ベルギーはパン屋さんの質が高いことでも有名。この国独特のものでは cramique(卵の黄身をふんだんに使った干しぶどうの入ったパン)やcougnou(ワロン地方、クリスマス時期に食べるブリオッシュ生地のパン)、gozettes(リンゴやアプリコットのターンオーバー)やタルトがあります。ポピュラーな種類といえばチェリー、プラム、アップル、ブラウンシュガー、そしてライスタルト(リエージュ近郊のVerviers発祥)。
- 先進国の中で対人口数で最もマクドナルドの支店が少ないのがベルギー。国民1万人あたり0.062軒は米国の1/7、日本の1/4。フランスやドイツですらベルギーの2倍あります。
- ヨーロッパで最大の農林産物フェアFoire de Libramontが毎年ベルギーで行われます。
法律・政権
- ベルギーは2002年に安楽死を、2003年に同性婚を法律で認めました。
- ベルギーは世界で初めてクラスター爆弾を禁止し、世界で二番目に強制結婚を禁止(2006年)した国です。
- ベルギーはイタリアとともに世界で初めて電子IDカードを導入しました(2003年3月)。全国民に電子IDカードを発行するのはヨーロッパで初めての試みです。
- ベルギーは国際民間航空機関(ICAO)に準拠した電子パスポートを初めて発行した国です。
- ベルギーは世界で最も女性の大臣就任率が高く(2000年に55%)、また最も古くから女性が国会議員の座についた国の一つです(1921年)。
- ベルギーは数少ない18歳までの義務教育が課されている国です(世界最長)。
- ベルギーの有権者は選挙で投票することが義務づけられ、強制されています(罰則あり)。
- ベルギーでは3グラムまでの大麻所持が認められています。
- 毎年2400万個のエクスタシー錠剤がベルギーで消費されています。
- ベルギーの税率は世界で最も高いレベルにあります。単一所得家庭では収入のおよそ40%が所得税として出ていき、2005年の調査によるとベルギーはOECD加盟国の中で最も平均所得税が高い国となっています。相続税の最高税率は80%。ちなみにベルギー王室の方々が国民から受け取る金額は年間1200万ユーロ(約18億円)あまりです。
- ベルギーはカナダに次いで国民一人当たりの市民権発給率が高い国です。
- # ベルギーは過去9回にわたり国連安全保障理事国として選ばれ(1947, 1948, 1955, 1956, 1971, 1972, 1991, 1992, 2007年)世界で9番目に多い回数です(ドイツ、スペイン、メキシコ、オーストラリア、インドネシアが続く)。
インフラ・交通
- ベルギーの高速道路網は月から見ることができる唯一の人工建造物です(ただし夜間限定:道路際の夜間照明が明るいため)。
- # ベルギーの単位面積あたりの自動車数はオランダ・日本に次いで世界3番目。道路と鉄道の面積あたりの密度でいえば世界一。
- ベルギーの道路を走るトラックでベルギーのナンバープレートをつけているのは12%のみ。
- 世界で最も長いトラム(路面電車)の線路はフランス国境からオランダ国境までのベルギー海岸線を走るDe PanneとKnokke-Heist間の68キロ(1885年開通)。
- スパ・フランコルシャンのサーキットは現在まで使われているF1グランプリサーキットとして世界一の長さを誇り、2番目に古いものです(1924年に最初のグランプリ開催、その2年前に開催された北イタリアのアウトードロモ・ナツィオナーレー・ディ・モンツァで行われたものが現存最古)
- ヨーロッパで最初の健康リゾート地がスパにできたのが18世紀。
- そのスパにヨーロッパで初のカジ"La Redoute"がオープンしたのが1763年。
- # ヨーロッパで最も古いショッピングアーケードは1847年にできたブリュッセルにあるギャラリー・サンテュベール。
- # ブリュッセルの最高裁判所は建築面積26,006 m²で裁判所として世界最大。これはバチカンのサン・ピエトロ大聖堂(23,000m²)よりもさらに大きいことになります。
- 欧州空港協会の2006年度報告によるとブリュッセル空港(Zaventem)がヨーロッパの主要27空港のなかで最も時間に正確でした。
- ブリュッセルの王宮のファサードは、同時期に建てられたネオクラシシシズム様式の英国バッキンガムパレスよりも50%名がくなっています。
- ビリヤードプレーヤーが使う球の80%はベルギー製です。
- ベルギー産のレンガは世界で最も種類豊富です。
小さな国
ベルギー王国は1830年にオランダから独立して、西ヨーロッパの他国に比べて、ベルギーは新しい国である。欧州連合(EU)加盟国で、その本部が、ベルギーの首都ブリュッセルに置かれている。
隣国は北の方はオランダ、南にフランス、東南にルクセンブルク、東にドイツ、とイギリス海峡を渡って、西には英国。 オランダとルクセンブルクと合わせてベネルクス三国と呼ばれる。その三国は歴史上近くて、標高が低いので、昔から「低い国々」(ネーデルランツ)と言われています。
日本に比べて
ベルギーは日本と同じように人口密度が高い国です。ベルギーの面積は日本の13分の1である。九州と四国の中間ぐらいの大きさの国です。人口は1千万人、日本の1億2800万に比べて、ほとんど1/13少ない。1人当たりのGDPは日本よりちょっと高いです。
言語
ベルギーは3つの公用言語があります。北の方は(フランデレン)オランダ語、南の方は(ワロニー)フランス語使われています。小さなワロニーの東部が1918年に、第一次世界大戦の後戦争賠償としてドイツに割けられて、今でもドイツ語しゃべられています。たくさんのベルギー人は、特別に北の方に、オランダ語、フランス語、英語と、時々他の言語も話します。
ブリュッセル首都圏にはフランス語とオランダ語両方公用言語で、人口の70%がフランス語、10%オランダ語、と20%多言語(移住者とか外国労働者とか留学生など)を母国語として話します。EUとNATOの本部がブリュッセルに置かれているので、英語もよく使われています。
経済
- 1820年にベルギーの1当たりのGDPはオランダの次に、ヨーロッパの二番目でした(実はその時代には同じ国でした)。1900年には、ヨーロッパの最高の1当たりのGDPになって、イタリアかノルウェーの二倍でした。1950年に、激しい二つ世界大戦の後には、ベルギーの平均給料は、中立で戦争でダメージをあまり受けてないスイス、スウェーデン、デンマークとオランダに抜きされて、ヨーロッパの5位に落ちました。 (情報源: Nationmaster)
- WTOの国際貿易統計によって、ベルギーはチョコレート(2000年)や薬(2003年)の世界第一輸出国、他薬品(2003年)や砂糖菓子 (2001-02年)やアルコールを含まない飲料(2003年)や卵や穀粉(2003年)の世界第四輸出国.